オニゴーリ

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2021 Knicks Summer League 感想

ごきげんようメジロマックイーンです。今回はニックスのサマーリーグが終わったので、感想を書いていきますわよ。

New York Knicks (4-2)

サマーリーグなので勝敗は重要ではないが、4戦目のピストンズとの試合なんかは終盤がとても面白くて、思わず盛り上がってしまった。結果としては負けてしまったが、終盤に全員で引き締まったディフェンスをして追い上げる姿勢はまさにニックスのスタイルであろう。

オフェンスはクイックリーとトッピンが中心に展開したが、他のメンバー(特に今年のドラフト組)もしっかり持ち味を発揮していて、見ていて楽しかった。

ディフェンスは先述の通り、全員がハードにできていて良かった。

そして日本人として忘れてはいけないのがこちら。

ヘッドコーチの吉本泰輔さん。シボドーから相当厚い信頼を得ているんだろうなあ。本当に凄いです。

 

各選手たちの印象

全体的な話は一旦ここまでにして、ここからは気になった選手たちについて印象を記す。

(写真は全てNew York Knicks | The Official Site of the New York Knicksより)

 

#1 オビ トッピン


f:id:naderin:20210817111430j:image

G(GS):6(6) M:35.1 P:21.0 R:8.3 FG%:44.5 FT%:88.9

今回のサマーリーグのエース。

昨年から成長した姿が見られた。プレイに積極性が増し、スリーも躊躇なく放った。また、持ち味のダンクも連発し、会場を湧かせた。

まだサンプルが少ないのでわからないが、特にフリースローの向上が目立ったように思う。また、何度かミドルシュートを決めるシーンもあり、これができるようなら来季のセカンドユニットの攻撃の幅が広がると思った。ハイポストのトッピンにボールを預けて展開するのもありかも。

しかし、それをするにはやはりもっとターンオーバーを減らさなくてはならない。パスミスや中途半端なプレイがしばしば見られ、「お前、ジャンプしてからどうしようか考えてるだろ。」と俺も言っています。あと、ドリブルの不安定さも相変わらず。

もう少し言うと、サマーリーグレベルならFG%は55%くらいは欲しかったかな。ただいずれにせよ、来季に向けて良いアピールになったことは間違いない。

 

#5 イマニュエル クイックリー


f:id:naderin:20210817112059j:image

G(GS):5(5) M:33.5 P:20.2 A:7.8 FG%:33.7 3P%:24.0

良くも悪くもクイックリーって感じのサマーリーグだった。

シュートが入る時にはとことん入るが、ダメな時には外しまくる。今回は昨年と比べてパスを回して、しっかりゲームメイクをしようとする時間も多く見られたが、それでも終盤に近づくと自分で決めたがってボールを長く持ち、周りが見えなくなっている場面も。また、悪質ファウルドロー癖も健在だった。

終わってみれば、得点は20点を超えるも、シュートの確率は散々だった。

サイズは小さいながらも、ディフェンスでは頑張れる選手なので、開幕早々出番を失うようなことはないだろうが、後述の若手の活躍を見ると、その立場は安泰ではないように思えた。

 

#6 クエンティン グライムス


f:id:naderin:20210817112129j:image

G(GS):6(6) M:32.8 P:15.3 R:6.3 A:3.0 3P%:40.7

序盤は控えめな成績で、あまり積極性が無かったように見えた。しかし、徐々に自分で攻める姿勢が出てきて、最後の3戦は15、28、26点と、得点力があることを見せつけた。また、ディフェンスは通じて安定していた。

昨季のレジーブロックと比べると、シュートのリリーススピードやディフェンス力、判断力では劣るように思えるが、ドリブルやレイアップの決定力ではすでにブロックを上回るかもしれない。

けっこうジャンプして打つタイプのシューターだね。

 

#2 マイルズ マクブライド


f:id:naderin:20210817115847j:image

G(GS):6(1) M:27.7 P:15.2 A:3.5 S:1.3 FG%:53.2 3P%:50.0

えっ!? 36位なんですか!?

Miles "Deuce" McBride、かっこいい名前だ。

ディフェンスが本当に良い。ニリキナレベルでディフェンスで試合を動かす選手になれるかも。オフェンスに関しても、好不調の波はあれども、終わってみればご覧の通り高確率でシュートを決めた。クイックリーと一緒に出る時間も多かった割にはアシスト数もまずまずか。あとはもう少しパスを回す判断が早くなればクイックリーの立場を脅かす存在になるかもしれない。

個人的に今年のルーキー陣で最もローテ入りに近いのはデュースだと思う。

 

#45 ジェリコ シムズ


f:id:naderin:20210817112137j:image

G(GS):5(5) M:28.0 P:8.2 R:8.2 B:1.0 FG%:81.0

バケモン。

噂通り凄まじい跳躍力を見せつけた。身体能力だけじゃなく、ゴール下でしっかり踏ん張ってシュートまで持っていく力もあるね。あと、シュートフォームもセンターにしては綺麗な方だと思う。ただ、コーチじゃないのでよくわからないが、ボールへの力の伝わり方に多少違和感を感じたので、改善すればもっとフリースローやスリーが入るようになるかも。
リバウンドやゴール下のディフェンスがもっと安定すれば、控えセンターとしては十分な選手だろう。

あと、顔が非常に好き。

 

#0 ロカス ヨクバイタス


f:id:naderin:20210817112145j:image

G(GS):3(0) M:9.7 P:6.3 S:1.3 FG%:70.0 3P%:60.0

ヨーロッパ戻っちゃうの? ニックスおいでよ! 通用するから!

なんでこんなに出番少なかったの?って感じ。レイアップのフィニッシュ力があって、スリーも高確率で決めた。ディフェンスもまずまずだし、もっと使って欲しかったなあ。

あとはもうちょい視野を広く持てるとガードとしてもう一段上の選手になれそう。

 

#17 ルカ ビルドサ

G(GS):2(0) M:6.4 P:0.0 R:1.0 A:1.5

オリンピック直後のサマーリーグ。ケガもあり不完全燃焼で終了。流石にプレイタイムが短すぎてこれだけじゃ実力が判断できないな。これだけでカットするのはあまりに可哀想なので、もう少し見なくちゃ。

 

#28 MJ ウォーカー


f:id:naderin:20210817112218j:image

G(GS):3(0) M:16.2 P:4.7 R:2.7 FG%:55.6 3P%:80.0

正直全くのノーマークだったんだけど、ディフェンスでかなりハッスルしていたり、スリーも決めたりと、知らなかった選手の中で最も印象に残った。

大学詳しくないので調べてみたら、フロリダ州立大で4年間プレイし、スコッティバーンズやデビンバッセル、パトリックウィリアムズとかとチームメイトだったんだね。

短い時間だったけどすごくがんばってたから、どこかのチームが拾ってくれたら嬉しいな〜。(なんならニックスでm)

 

#34 ウェイン セルデン

G(GS):6(6) M:16.4 P:6.7 FG%:39.4 3P%:46.7

全試合先発出場。NBAでも3シーズン124試合のプレイ経験があるが、2019年を最後にNBAからは遠ざかっており、再起をかけてのサマーリーグだったと思うが、インパクトはイマイチか。

ただ、6戦目の最終盤にオシャレパスやスリーで会場を盛り上げたのはよかったね。

 

来季に向けて

今年のドラフトは今のところかなり良い動きができたんじゃないかな〜と思う。これだけいい若手が揃っていながら、来季のプレイタイムはかなり少なくなりそうだと思うとなんか寂しいな。

しかし、ローテーションのうち、ケンバ、ローズの酷使は厳しく、バークス、ミッチはケガがち、クイックリーは安定感皆無なので、チャンスが全くないこともない。(もちろん全員が健康ならそれに越したことはないが)

出番が来た時に活躍できるように、特にグライムスとデュースはしっかり準備して、あわよくば出番を奪いに行くくらいの気持ちでシーズンに臨んで欲しい。

来季はNew Big 15でプレイオフ1回戦突破、いや優勝を狙おう。

 

おわりに

やっぱり若手のプレイを見るのは楽しい。ますます来季の開幕が待ち遠しくなった。なんなら何かの間違いで明後日にくらいに開幕してもいいぞ。というわけで以上、ゴールドシップがお送りしました。次は開幕前に何か書こうか。