おいっす〜ナイスネイチャで〜す。挨拶毎回変わるのでお楽しみに。
今回は、NBAレギュラーシーズン20-21が終了したということで、ニックスと選手たちについて、評価と感想を述べていこうと思います。受験だったのでシーズン前半はスコアしか見てなかったので、主に後半についてです。
(写真はすべてニックス公式ツイッターhttps://twitter.com/nyknicks?s=09より引用)
ニューヨーク ニックス (41-31)
トムシボドーをHCに迎え新しいチーム作りがスタート。
各メディアによるシーズン前評価は低かったニックスだが、それを見返す大躍進。勝率は31.8%→56.9%へ大幅UP。見事東の第4シードを獲得。
シーズン中盤には接戦負けを何度も経験したが、それでも終盤には「勝ち切る力」を身に着け、ひさびさの9連勝を達成。シーズンが進むにつれ、「強いチーム」の雰囲気が流れ始め、今後のチームカルチャーの礎が築かれたんじゃないか?なんて思ったりしてます。
今季を語る上で欠かせないワードは「BIG 15」。僕も、全員がしっかり役割をこなす、今のチームメンバーたちが大好きだ。
The Thibs effect. pic.twitter.com/zRKyW97w0j
— x - NEW YORK KNICKS (@nyknicks) 2021年5月16日
ご存知の通り、躍進の最も大きな要因はディフェンスの改善。さすがはシボドー、ディフェンスの引き締まり方が昨年とは見違えるほどに良くなり、全員で全力で守る意識を植え付けた。
ほんの数カ月でチームをここまで良くするなんて…恐るべしシボドー…。
あともうひとつの大きな要因はスリーポイント成功率の上昇。4割超えはバークス、ローズ、ランドル、ブロック、バレット、試投数は少ないがニリキナの6人、クイックリーとノックスも39%。チーム全体では、昨年33.7%でリーグ27位だったのが、今年は39.2%でリーグ3位まで上昇。(というか1位LACの41.1%って何事?)
ニックスってリーグ最下位クラスにスリーきまらないチームだと思ってる奴がまだいたらやばい。
ニックスの各選手について
ここからは、それぞれの選手について。プレイ面の評価を五つ星でつけてみました。主にシーズン後半の活躍度でつけてます。
ジュリアス ランドル PF ☆☆☆☆☆
G 71(71) M 37.6 P 24.1 R 10.2 A 6.0 FG 45.6% 3P 41.1%
BIG15を取りまとめる、頼れるリーダー! 昨年はスリーは入らない、パスもあんま回さないなど、非効率的なプレイをしていたランドルだが、ちょっと見ないうちに、スリー4割のシューター、かつポストからシューターにパスを供給するプレイメーカーに大変身。
スタッツも昨年から大きく数字を伸ばし、自身初のオールスターにも選出、MIPの有力候補に。個人的にはオールNBA2ndチームに選ばれるんじゃないかと思ってる。
正直ランドルが一年でここまで信頼できる選手になるとは思ってなかった。これからもチームを引っ張っていってほしい。
あとカイデン君育ててニックスにつれてきて。
RJ バレット SG/SF ☆☆☆☆
G 72(72) M 34.9 P 17.6 R 5.8 A 3.0 FG 44.1% 3P 40.1%
全試合先発出場。素晴らしい。
スリーが入らないとバカにする奴もいたが、今年はシュート力が大きく向上。フィニッシュの力強さも増し、ディフェンスもかなり上達した。2年目としてはかなりいいシーズンを送れたと思う。
評価は、まだまだバレットのポテンシャルはこんなもんじゃないと思ってるので、今後の期待も含めた星4。
チームとしてもっとバレットで攻めるポゼッションを増やした方がいいと思う。あと、個人的にはスリーは一試合5、6本平均くらいで打たせたいかな。
ニックスがもう一段上のレベルに上がるのは、バレットがもう一歩ステップアップするときに違いない。フィジカルが完成したらどうなっちゃうんだろう…。
今NBAで一番好きな選手。
デリック ローズ PG ☆☆☆☆☆
G 35(3) M 26.8 P 14.9 R 2.9 A 4.2 3P 41.1% TOV 1.4
16-17シーズン以来のニックス復帰。あの頃よりも格段に良い選手になってた。来てくれてありがとう。
シーズン終盤はシューティングが絶好調で、ミドル、フローター、スリーと様々な方法で得点。ローズなしにはここまでの大躍進は無かったかもしれない。
チームではランドルと並んで最もコートビジョンが広いと思う。安定した試合運びにはベテランの風格がある。ターンオーバーも少ないし。
もう32歳なので、安定してオフェンスを展開できるローズの後継PGがほしい。
まだ自伝読んでないのでいつか読みます。
ミッチェル ロビンソン C ☆☆☆
G 31(29) M 27.5 P 8.3 R 8.1 S 1.1 B 1.5 FG 65.3%
ほぼ見れてない。ファウルを抑えて長時間出場可能に。飛躍の年になるかなーと思ってたんだけど、ケガに悩まされ不完全燃焼。あとフリースローどうした(49%)。もっとニックスが盛り上がるにはミッチのブロックとアリウープが必要だ!
レジー ブロック SF/SG ☆☆☆☆☆
G 65 (64) M 30.0 P 10.9 R 3.4 3P 41.0% TOV 0.7
最初ブロックを残すと聞いたとき、何で?って思ったんだけど、残して大正解でした。すみませんでした。理想的な3&D。個人的に気に入ってるところは、余計なことを一切しないところ。自分の役割をしっかり理解している賢い選手だと思う。ターンオーバーも少なく、オフボールの動きも良い。
これほどの選手がどうしてこれまでプレイオフチームにいなかったのか本当に疑問。
ナーレンズ ノエル C ☆☆☆☆
G 64(41) M 24.2 P 5.1 R 6.4 S 1.1 B 2.2
ミッチの怪我もあり当初の予想よりも出場時間は増加。細い身体ながら、リムプロテクターとして大活躍し、ブロックを量産。スティールもよくする。オフェンスでは主にスクリーンとゴール近辺でのフック、アリウープダンク。
ただ、手にバターがついているので、キャッチミスが多い。でもノエルだし良いか!とか思っちゃうくらい好き(良くない)。
エルフリッド ペイトン PG ☆☆
G 63(63) M 23.6 P 10.1 R 3.4 A 3.2
先発PG。昨年のペイトンはけっこう嫌いだったんだけど、今年はその感情は消えた。昨年よりもディフェンスの意識が上がって、パスも回すようになった印象があったのだが、ローズの加入もあり、シーズン終盤には1Q3Qの最初だけ出るマンになってしまった。
無謀なアタックを試みることが多く、よく相手センターにブロックされる印象。試合に勝ってもペイトンの出場時にはマイナスであったこともよくあり、今のチームで最も立場が危ういかも。
悪い選手じゃないんだけど、そもそもチームの主力との相性があんまり良くない気がする。
でも頑張って! 持ち味を思い出してくれ…。
アレック バークス SF/SG/PG ☆☆☆
G 49(5) M 25.6 P 12.7 R 4.6 A 2.2 3P 41.5%
(↑この写真めちゃかっこいい。いかにもこれから仕事しますよみたいな。)
ベンチから登場し得点を量産。クラッチタイムでは何度もチームを救った。
しかし、自分のシュートファーストなところがあり、ボールの持ちすぎで流れを止めてしまうので、見ててイライラすることも多かった。
とはいえ、シボドーには気に入られてる感じもするし、終盤の強さはチーム屈指なので、プレイオフでも重宝されそう。
イマニュエル クイックリー SG/PG ☆☆☆
G 64(3) M 19.4 P 11.4 A 2.0 FG 39.5% 3P 38.9%
一巡目下位指名選手としては素晴らしい活躍。スリーやフローター、フリースローで短時間で得点を量産するあの爆発力には、ただならぬポテンシャルを感じる。サイズこそ足りないが、ディフェンスも積極性は感じる。
しかし、周りが見えていない場面も多く、悪い意味で空気を読めない選手になる時も。
特にあのクソみたいなファウルの貰い方は本当にやめた方がいい。NBA舐めてる。ああいうのには使いどきってもんがあるだろうよ。
オビ トッピン PF ☆☆☆
G 62(0) M 11.0 P 4.1 R 2.2 FG 49.8%
他チームのファンには期待外れだと思われてるかもしれない。でも僕はそうは思わない。限られた時間の中でも、少しでもチャンスがあれば、全力で走ってアリウープパスを要求する。ディフェンスもシーズン終盤はかなり頑張ってた。
ただ、もちろん課題は多く、特にポストプレイは絶望的に下手なので、なんとかランドルとタージの教えを受けて最低限はできるようになってほしい。あとはフィジカルだね。
ランドルと仲良くしてるシーンは尊い。
タージ ギブソン C/PF ☆☆☆☆
G 44(3) M 20.8 P 5.4 R 5.6 B 1.1 FG 62.7%
最強のおじいちゃん。うまい、強い、かっこいい。ディフェンスでも上背のある相手にもしっかり踏ん張る。パワー系センターはノエルよりタージに任せた方がいいかも。
FG%はキャリアハイ。35歳でこの安定感である。
縁の下の力持ちとはまさにタージのこと。
フランク ニリキナ PG/SG ☆☆
G 33(4) M 9.8 P 2.7 S 0.5 FG 36.7% 3P 47.9%
おそらくNBA屈指の不遇プレイヤー。オフェンス力が足りないのは紛れもない事実なんだけど、ディフェンスで絶大なインパクトを残しているのもまた事実。なのに試合には出してもらえない。まあ出さない理由もわからなくはないけど…。
ニックスのオフェンスはランドル、ローズの1対1か、バレットのピックからの展開がメイン。だから、アンセルフィッシュなニリキナなら、ブロックと同じ役割を任せればオフェンスで穴になることはないはずなのに…。
それでもシーズン終盤には、出番さえ与えられれば一定の活躍が見込めることは示した。
このままドロップアウトするような選手では決してない。シボドー…頼むからプレイオフでは使ってくれ…。
ケビン ノックス SF ☆
G 42(0) M 11.1 P 3.9 R 1.5 FG 39.2% 3P 39.3%
月間最優秀新人を取ったときの期待はどこへやら…。スリーは武器になるはずなんだけど、なんせドライブからのレイアップの決定率が悪すぎる…。ディフェンスは頑張ってはいると思うけど。
試合に出してほしい気持ちもあるけど、ガベージタイムを見てると、出られない理由も十分にわかる。
大好きな選手なので、今後どうなるのかものすごく心配。
ノーベル ペル C ☆☆☆
G 9(0) M 5.8 P 1.2 R 1.2 B 0.7 FG 71.4%
途中加入ながら、すぐさまチームに馴染んだ。ケガ人が出て人数が足りない時には、控えセンターとしてまずまずの働き。ブロックのセンスがけっこういいね。応援副団長。
シオ ピンソン SG/PG ☆
G 17(0) M 2.0 P 0.1 R 0.3 A 0.1
プレイ面では星1だけど、チームへの貢献度は星5。ベンチで盛り上がっていっつもコートに入ってる。ニックスの応援団長。ずっとニックスにいてくれ。
これ俺だけかもしれないけど、席がいつもコーチのとなりなのがジワる。
ジャレッド ハーパー PG ☆
G 8(0) M 2.0 P 0.4 R 0.3 A 0.1
あんま見れてない。サイズめちゃくちゃ小さいけど、Gリーグでは大活躍という噂は聞いてる。すごい。
ルカ ビルドサ PG -
はよ来い! 楽しみ!
(編集し終わって気づいたけど俺が選んた写真ほぼみんなこっち向いてねえ)
ここからおまけ
オースティン リバース PG/SG ☆☆
G 21(2) M 21.0 P 7.3 R 2.2 A 2.0
リバースのおかげで勝った試合もあったと聞いた。全然見れなかったけど、ナゲッツでも頑張って!
デニス スミスJR. PG ☆
G 3(0) M 9.3 P 3.0 R 0.7 A 1.0 S 1.0
例のトレードで来たとき、めちゃくちゃ嬉しかったんだよね。ニリキナ&DSJの2017年8、9位コンビ結成のときはワクワクしたけど、2人とも出場機会に恵まれず、一緒に出てたことはほぼ無かった気がする。あの身体能力は間違いないし、まだまだキャリアはこれから。どこ行っても応援してる。
イグナス ブラズデイキス SF ☆
G 4(0) M 1.8 P 0.5 R 0.5 A 0.3
ごめん! 正直ほぼ見れてない! でもGリーグの平均得点6位、平均リバウンド12位。もっと見たかったな〜(特に去年なんかはもっと出す機会あったと思うんだが…)。
マジックでは出番もらえてるみたいで良かった。
おわりに
今季は新型コロナウイルスの影響で、無観客、あるいは人数制限を設けたり、ベンチの選手、コーチたちもマスクを着用するなど、イレギュラーなシーズンであった。
そんな中、ニックスは大きく成長を遂げることができたので、めちゃくちゃ嬉しい。
はやくニックスがMSGの大観衆を沸かせる日が戻ってくることを願っています。
そして今年は久々にプレイオフもあるということで、選手たちにはギアをもう一段階上げてほしいのと同時に、我々の応援ももう一段階上げていかないといけない。8年溜めた全力の応援するわ。